【長野市】ほたるで「ほたるラーメン」と「ぎょうざ」
4枚載せられたチャーシューが嬉しいほたるラーメン
2023年、一軒目のノスタルジック食堂訪問は長野市石渡にある「やきとりラーメンほたる」。
ドラッグストアやホームセンターやディスカウントストアが立ち並ぶ、おそらく平成前期に造成されたと思われる、ほどほどにエイジングされた街並みの中に建つ、一見普通の住宅のような建物でやっている店。
実はこの店、これまで何度か訪問したことがあるのだが、Google Mapの情報では営業しているはずの土曜日も臨時休業の時が多く、今日も半ばダメもとで訪問したところ「営業中」の看板が掲げられてたので喜び勇んで訪問した次第である。
決して広くはないが駐車場は完備されている。
引き戸を開けて店内に入ると店内はカウンター6席と奥に小上がりとコンパクト。店内はほどほどに年季が入っているが、決して不潔ではない。昼のメニューは実にシンプルで、ラーメンと餃子だけ。一方夜は焼き鳥を中心としたつまみメニューが充実している。店を切り盛りしているのは中年の男性と、おそらくそのお母さん。少し前のネットの情報だと年配のご夫婦でやっているとのことだったが、おそらく息子が後を継いだのだろう。これは素晴らしい。そしてお二人とも感じが良い。
「ほたるラーメン(¥500)」と「餃子(¥350)」を注文。カウンター越しに親子で協力しながら丁寧に調理している様子が伝わってくる。
先にラーメンが到着。豚鶏のコクを感じながらも後味すっきりしたスープに、程良い茹で加減の中太麺。薄めにスライスされたバラチャーシューが4枚。500円のラーメンにこれは嬉しい。言ってみればごく普通のラーメンなのだが、普通のレベルが高い。
少し遅れて餃子が到着。ネット上にあった画像だと羽付き餃子であったが、代替わりで羽なしに変えたらしい。しかしこの餃子がまた美味かった。厚めのモチッとした食感の皮を噛むと、肉と野菜の汁が溢れ出す。
いや美味しかった。この店が自宅の近所にあれば、まずはビールで焼き鳥、次に熱燗と揚げ出し豆腐に行って、締めにラーメンなんて最高だなあ。また来ます。ご馳走様でした。