【長野市】ルート19で「サラダ定食」

ジンギスカンが評判の食堂であえて注文してみた「サラダ定食」

10月末の日曜日、やって来たのは信州新町の国道19号線沿いにある、その名も「ルート19」。ドライブイン食堂と、裏には宿泊施設も併設されている。

お昼ちょうど頃の入店。がらんと広い店内にテーブルがポツリポツリと配置されている。隅のテーブルに常連らしきおじさんが一人。競馬のテレビを見ながら飯を食べている。

この辺りは昔からジンギスカンを売りにしている店が多く、ここもジンギスカンが評判の様子である。しかし、下調べの段階で僕の興味を強く惹いた定食があったのだ。その名も「サラダ定食(¥800)」。

男子たるもの、サラダなんかで飯が食えるかっ、と普段であれば一瞥もくれずにスルーするところである。しかしサラダ定食とは一体どのようなものだろうか。興味の方が先に立ち、注文を取りに来た店のご主人に「サラダ定食はいかなるものか」と尋ねてみたのだが、「まあ、野菜中心の…定食ですね」と有効な情報は得られず、思い切って注文してみた。

サラダ定食とはいうものの、¥800という価格からしても、例えばサラダに目玉焼が載っかっているとか、ハムやソーセージが載っかっているとか、なんらかのタンパク質が添付されていると予想した。

しかし、程なくしておじさんが運んできてくれたサラダ定食のメインディッシュは潔く生野菜だけの純粋なサラダ。

これで全部である。

小鉢の昆布の佃煮を頼りにご飯を頬張り、イタリアンドレッシングのかけられた、レタス・水菜・トマト・キュウリ・タマネギで構成された山盛りのサラダをワシワシと掻きこむ。新米のご飯が美味い。

僕の後に入店してきた壮年の夫婦が向こうのテーブルでジンギスカンを焼いている。肉の焼ける音となんとも言えないいい匂いがこちらまで漂ってくる。

拷問のようなシチュエーションだが、自分の意志で注文したのだからどうすることも出来ない。

菜食主義以外の方におすすめできるかといえば答えに窮するが、インパクトはこの数年で一番だった。予算があれば、これにジンギスカン単品(¥900)を追加すれば大満足だろう。ごちそうさまでした。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。