【長野市】カリメーラで「カツカレー」
5月も終盤の晴れ渡った日曜日、絶好のジョギング日和である。お気に入りのコースを走り終え、腹ペコで転がり込むようにやってきたのは勤務先から徒歩3分ほどのところにある人気店、
「カリメーラ」。
程よく空間が仕切られた店内はいつ来ても実に落ち着く。
ここの魅力が、多彩なメニューである。
多彩なメニューが魅力と言っても、ここまで多いといつも目移りしてしまい決めるのが大変なのだが、今日はカツカレーを注文してみた。
実はカレーというのは、カレー専門店以外では最近ではほとんど注文しなくなった。年齢とともに少々胃袋にずしりと重く感じられるようになってきたのと(その割に唐揚げのデカ盛り定食など喜んで食べているのであるが)、ほとんどが出来合いのルーかレトルトで、ハズレもないのだが大体どこで食べても一緒だからである。しかし、カツカレーとなると話は別だ。しかも今日のように走った後は最高の栄養補給食である。
5分ほどで到着。どうだこの貫禄たっぷりの存在感。
手作りのカツは面積は小さめだが、結構な厚みがある。噛み締めると乾燥パン粉のパリッとした食感があって、次に程良い噛み応えのロース肉。これがどろっとした濃いめのカレーを纏い、口に入れるとカレーの辛さと旨さとカツの脂の甘さが相まって、幸せな美味しさである。
皿は直径は普通のサイズだが、深さが結構あるため見た目よりもボリューム感がある。嬉しいのはご飯の向こう側に添えられたサラダである。これで時折口をさっぱりさせることで、飽きずに食べ進めることが出来るのと、この高カロリー食を摂取することに対し若干の罪滅ぼし感を得ることが出来る。
ずしりとしたカツカレーを収め、胃も心も大満足である。次回は久しく食べていないグラタンを食べようと心に決め、店を後にした。