【長野市】秋山食堂で「日替わり定食(チャーシュー入ニラモヤシ炒め)」
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自分の住む街にこの店があるだけでうれしい
普段の平日のランチは会社のデスクでツルヤで買ってきたパンとカップスープ、あるいはおにぎりとカップそばなどを食べている。しかしお昼前後に仕事で外出する用事ができると、「昼飯はどこで食べようか」ということで頭が一杯になり、仕事の用事など二の次になってしまう(半分冗談半分本当)。
熟慮の末やってきたのは結局ここ、「秋山食堂」である。
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ここにくる楽しみが、定番メニューばかりではなく常に独創的な目新しいメニューが加わっていること。ここの大将、本当に料理好きなんだなあと実感する。
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カウンターに座った僕の目のに止まったのが、黒板の日替わり「チャーシュー入りニラモヤシ炒め」。恐らくニラレバ炒めのレバーがチャーシューに変わったものであろう。ここのチャーシューが大好きな僕は迷わずこれを注文した。
大将が鼻歌混じりでリズミカルに次々料理を作るのをカウンターから眺めるのは楽しい。
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いつもと同様、カウンターの一段高いところにスープ、納豆の入った小鉢、ごはんと順に置かれ、「はいお待ちどう」と店主の良く通る声と一緒にメインディッシュが置かれる。これで全部揃ったかと食べ始めようとしたら、「これもどうぞ」と小鉢が置かれた。手羽元の煮たのである。実に嬉しい。
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あっさりした見た目のチャーシュー入りニラモヤシ炒め。食べてもあっさりしたな味わいだが、チャーシューのまろやかな旨味のある脂をもやしが纏って、実に美味い。
生姜が効いた手羽元の煮付けの方はこってりした味付けでほろほろと崩れ、ちょうどいいアクセントになっている。
単身赴任で長野に来て3年半、そんなに頻繁に通っているわけではないが、自分の住んでいる街にこの食堂があると思うだけで嬉しい。
あとどれくらい長野にいられるかはわからない。この愛すべき食堂にあと何回来られるだろうかと、ふと感傷的な気分になりながら店を後にした。