【長野市】萬宝で「五目ラーメン」
商売っ気のない食堂の具沢山美味し〜い五目ラーメン
5月のある日曜日の朝の話、前夜少々飲みすぎてジョギングやめようかな、と迷った挙句、ウォーキングなら出来そうと出発。ジョギングとウォーキング半々くらいでのんびり進んでいたら、途中調子が良くなって善光寺の後ろにある城山公園に辿り着いた。ついでに城山動物園も初めて見てきた。ここは入場無料なのだ。家族連ればかりの中、ジョギングウェアのおっさん一人、猿山の前で佇んでいる姿はかなり浮いていたと思う。
気持ちよく汗をかいて、シャワーを浴びて、さてお楽しみの昼ご飯は何にしようかと考えて真っ先に思い浮かんだのが「萬宝」。
開店時刻の11時半過ぎに行ったら、未だに「準備中」の札。ありゃ今日は臨時休業かと思って帰ろうとしたら、店の主人が愛車のイタリア車で帰ってきて少し遅れての営業開始。相変わらずの商売っけのなさだ。
メニューが少し変わった。ランチとディナーでメニュー表が分かれている。八宝菜定食・レバニラ定食・中華丼は夜のみ供されるようだ。
今日は「五目ラーメン(¥900）」を注文。五目ラーメンって定型がなく、お店の個性が出るメニューだと思う。ある店は広東麺に近い八宝菜的なものが普通のラーメンの上に乗っかったもの、またある店はタンメンベースの上にチャーシューやメンマ、かまぼこや伊達巻きといったオールスターの具材が丁寧に並べられたものなど、出てくるまでどんなものか想像もつかないスリルとワクワク感がある。
いつものようにアルミのお盆に載せられて来た萬宝の五目麺。すごいボリュームだ。麺の上にはまず白菜・人参・木耳・エビ・シメジ・豚肉が炒めたのが載っかっており、その上にトッピングとしてコーン・チャーシュー・かまぼこ・ゆで卵と盛り沢山。白濁したスープはしっかりしたガラの旨味を感じる塩味。そこに歯応えよく茹で上げられた加水多めの透き通ったストレート麺。萬宝でラーメン食べたのは初めてだが、期待を全く裏切らない美味しさだ。
お世辞にも清潔とは言い難く、照明も半分くらいしか点いていない薄暗い店内。いつもテンションの低い店主。
初見の家族連れ・デート・潔癖症の人にはお勧めしかねるが、細かいことなど気にしない、安くて美味い飯を腹一杯食いたいんだ！という方には心からお勧めしたい店。また来ます。ごちそうさまでした。
