味香来で「唐揚げハーフ」
秋晴れの日曜日、といきたいところだがあいにく朝から雨である。ジョギングに行けないが、腹だけはちゃんと減るのである。やって来たのは、
久々の味香来。それにしてもこの外観、色のバランス、実に魅力的ではないか。
時刻はお昼ちょっと前。入ってすぐのカウンターの端っこに陣取る。一席ずつアクリル板で仕切られておりこの囲まれ感が居心地が良い。店内の雰囲気も実に良い。他にお客がいたので撮影は遠慮した。
定食・丼のメニューも実に充実しているが、カツカレー以外は全て¥1,000未満というのが実に嬉しい。
定食コーナーにある「唐揚げハーフ」というのが目に留まった。考えられるのは普通の唐揚げがデカ盛りで、それは食べきれない人のためのハーフサイズメニューということだが、それにしては値段は普通の唐揚げ定食と一緒である。何か他の理由があるに違いない。興味をそそられこれを注文してみた。久々に新聞など読みながら待つこと5分強。「はいお待ちどう」と目の前のカウンターにお盆が置かれた。
やはりこうきたか。ハーフサイズではなくハーフ&ハーフである。2色の唐揚げが千切りキャベツを中心に対になって盛られている。
奥の方は普通の竜田揚げ。パリッとした皮の中はジューシーなもも肉。普通だが普通のレベルが高い。レモンとマヨネーズが添えられているのが嬉しい。
一方手前の茶色い方は甘辛いタレを絡めてある。これがご飯の相手として実に合う。味がよく絡むようにか、こちらは一口大に切ってある。気遣いが細かい。
タレ付きとタレなしを交互に食べることで緩急がつき、結構な量の唐揚げも飽きることなくペロリと食べてしまった。
お昼を回ると一人のおじさんとか家族連れの客がどんどんやってくる。そりゃ近所にこんな店があったらつい来てしまうよなあ。
いやーお腹いっぱい、ジョギングしてないのにこんなに腹一杯食べてしまった。満足感と少々の背徳感を覚えながら、店を後にした。