【長野市】秋山食堂で「チャーシュウエッグ丼」

長野の名店、秋山食堂にやってきた。

まず、この店の佇まいが堪らない。昭和の映画に出てきそうな味わいではないか。

ご覧の通りの古くて小さな店ではあるが、週末になると多くの客が訪れる。10畳ほどの客席はカウンターが5席、最大8人くらい座れそうなテーブルが1つ、狭めの座敷にはギュウギュウであれば6人は座れるであろうか。内部も外観同様相当な年季の入りようだが、掃除はまあまあ行き届いており、小綺麗とまではいかないが不潔感はない。

初老の男性二人で回している。兄弟なんだそうな。

兄が調理担当、弟がホール担当である。

以前来た時に隣の客が食べていて気になっていた「チャーシュウエッグ丼6枚(¥780)をオーダー。

6枚というのはチャーシュウの枚数で、この上に10枚というのもあるが、今日は6枚で様子を見ることにした。

チャーシュウエッグ丼とはハムエッグのハムを厚切りチャーシュウに置き換えたものを、ご飯、千切りキャベツの上に乗せたシンプルな丼であるが、その見た目のインパクトとボリュームと味でここ秋山食堂の名物メニューの一つである。

カウンターから目前で兄が調理をする姿が見える。弟は調理補助も受け持っているようで、チャーハンや丼のご飯をその都度必要量をよそって兄に渡している。その量が多い。2合以上あると思う。

いよいよ自分のチャーシュウエッグ丼の調理が始まった。ドキドキする。「僕のチャーシュウエッグ丼、美味しく作っておくれ」と祈るような気分で見つめる。卵を3ヶも割り入れている。チャーシュウの厚さがすごい。7〜8mmはありそうだ。丼に2合強のご飯をよそわれ、どっさりの千切りキャベツが載せられる。この時点でもはや丼に山盛りになっている。この上に具を乗せて大丈夫なのだろうか。

「はいお待ち」の声と共に、味噌汁と漬け物に続いて出てきた。

写真が下手で申し訳ない。

大げさではなくまさに山盛りで、丼が目の前に置かれた瞬間にてっぺんの輪切りネギが2つほどコロコロと転げ落ちたほどである(画像左下にちょこっと写っている)。

下手に箸をつけると具が崩落しそうなので、慎重にチャーシュウを箸で切断し、目玉焼きも崩して適当な量のキャベツをあわせて口に運ぶ。上の具をある程度片付けないとご飯には行き着かない。

チャーシュウが美味い。シンプルな調理法なのでやはりチャーシュウの出来がこのメニューの印象を決定づける。厚切りなのにほろほろと柔らかく、濃いめの味付けで目玉焼きやキャベツ、そしてご飯と絶妙なバランスを醸し出している。キャベツは上の目玉焼きと下のご飯の熱で蒸されて若干クタッとし、甘みを増している。特にタレなどはかかっておらず、卓上の醤油もしくはソースを好みの量回しかける。

上のネギは九条ネギなどという洒落たものではなく、あくまで普通の長ネギの青い部分であるが、この気取らなさがいい。

味噌汁は煮干しの出汁である。煮干しラーメンは人気だが、煮干しの味噌汁は久々に食べたな〜。漬物も手作りである。抜かりがない。

このボリュームには圧倒されたが、昭和男子たるもの、自分で頼んだ飯を残すなどというのは恥である。何とか全量を押し込みパンパンの腹をさすりながら、いつかはチャーシュウ10枚を制覇することを誓って店を後にしたのだった。

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Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。