【長野市】浜一食堂で「焼飯」
篠ノ井の隠れた良食堂の焼飯(と書いてチャーハン)
6月中旬、日差しが強く汗ばむ陽気のなか、2年半ぶりの訪問となる篠ノ井の「浜一食堂」にやって来た。
小さくて年季の入った建物だが、白が眩しい壁、周囲に余計なものが置かれていないこざっぱりとした外観だ。
11時半の入店でご近所の常連らしい単独の男性客が二人。壁際のテーブルで焼きそばを食べていたおじさんと相席させてもらう。
店内も外観の印象と同様、隅々まで掃除が行き届いており誠に清々しい。外は暑いが窓から少しだけ入ってくる風が誠に気持ち良い。
シンプルなメニュー構成。しかしこれだけあれば十分という気もする。一番高いのでもカツライスの¥900だ。今回は焼飯(¥700)を注文することとした。
しかし「焼飯」はなんと発音すれば良いのか。「やきめし」なのか「チャーハン」なのか。
迷った挙句、素直にそのまま訓読みで「やきめし下さい」とおばちゃんに注文したら、「はい、チャーハンおひとつですね」と言われてしまった…
程なくして運ばれてきた「チャーハン」。
油っけ控えめ、ふっくら炒め上げられ、町中華とはまた一味違う食堂らしい美味しいチャーハン。これは確かに「焼き飯」と呼ぶのが相応しいように思う。
添えられたスープは一見ラーメンスープなのだが、これが鰹昆布出汁で中にはゼンマイも入っている和風スープ。これもしみじみと美味しい。
帰って調べてみたら2年半前と値段が変わっていなかった。これではなかなか厳しかろう。皆の願いは少々値上げしてもこの良食堂をお店をずっと続けて欲しいということではないだろうか。どうか無理はせずに。ごちそうさまでした。