【長野市】いけだやで「ラーメンと半チャーハン」

かつては鉄道マンに、今では近隣のサラリーマンに愛される食堂

今日の昼ごはんにやって来たのは、長野駅から徒歩5分の「いけだや」。

営業は平日のランチのみ、駐車場なしと、近隣で働いている人でないとなかなかハードルが高い食堂であるが、念願叶って初入店。

メニューサンプルが並んだショウケースのカーテンが開いていれば営業中、閉じられていれば準備中もしくは休業と遠目でもわかりやすいシステム。実は前にも一度訪れたことがあったのだが、サラリーマン客で満席で断念した。こう見えてなかなかの人気店なのだ。今回は13時過ぎの訪問が幸いして先客は二人、テーブル席に座ることが出来た。すぐ隣に大きな金魚の水槽があり、金魚達にじっと見つめられる。

店の奥さんに「今日の日替わりはこちらです」と勧めてくれたのが、厨房入口の横のホワイトボードに書かれていた「ラーメンorうどんと半チャーハンのセット」、これを頂きましょう。ボードをよく見ずに注文したのだが、後で驚くことになる。

この店のすぐ隣に「ホテルメトロポリタン長野」という、JR東日本グループの大きなホテルがある。そこ場所には昭和時代、国鉄の「長野鉄道管理局」があった。当時は東京や名古屋方面から長野に鉄道で来るというのはなかなか大変なことであった。きっと乗務を終えた鉄道マンたちが、長旅の疲れを癒しにこの店にやって来たに違いない。時は移ろい、新幹線で1時間もあれば東京から来られるようになったが、この店が多くの人たちから愛され続けていることに変わりはない。