【長野市】千石食堂で「ニラレバ炒め」と「中華そば」

千石食堂の中華そばの画像

長野駅前で長年愛された名物食堂でひとりじめの時間を堪能する

※訪問日は令和4年1月18日

今日は大宮に出張であった。長野駅に到着したのが夜の8時ちょっと前。自宅に帰る途中にコンビニ飯を買っても良いのだが、まだ少し歩き回る元気は残っている。そうだ、ずっと行きたかったあの店に行ってみよう。

その店とは長野駅善光寺口から歩いて1分ほどにある、「千石食堂本店」である。この雰囲気最高ではないか。しかしすでにオミクロン株の感染者が増え始めた時期で、この界隈を歩く人の姿もまばらである。

昼飯は初めての店でも何の気兼ねもなく入って行けるようになったが、夜となると話が違う。常連客ばかりで盛り上がっているような店に初見の客が入って行って、「誰だお前」みたいな目線を一身に浴びるのは応える。地元で長いことやっている人気店ともなれば尚更である。

ちょっとばかり緊張して引き戸を開けてみた。

しかしオミクロン株の影響だろうか、客はゼロ、店のご夫婦が仲良く客席でテレビのクイズ番組を見ていた(この手の食堂ではよく遭遇する光景である)。

カウンターには雑然と物が置かれていて、実質客席としての機能は果たしていない。4人掛けのテーブルの、テレビがよく見える側の席に案内される。

壁際に貼られたメニュー。どれも実に魅力的ではないか。とりあえず「レバーニラ炒め(¥400)」とビールを注文。すると奥さんに「ビールは生と瓶がありますけどどちらにしますか?」と問われ、迷うことなく生をお願いする。改めてメニューを見るとビール¥700は他のメニューの割安感と比べると高いと感じたが、生ビールは¥500なのであった(会計後に判明)。

まず生ビールが来て、程なくしてレバーニラ炒めも到着。奥さんは仕事が終わると僕の横のテーブルに戻ってクイズ番組の答えを予想し始めた。旦那さんも調理が終わると奥さんと同じテーブルに来てクイズ番組を見始めた。一緒にクイズ番組の答えを予想したりして、直ぐにご夫婦と打ち解けることが出来た。

番組がコマーシャルに入ったタイミングを見計らって、燗酒と中華そばを注文。

カルカヤ政宗、とは聞いたことのない銘柄で、安い酒の味であったがこの店には合っている。実に美味い。

そしてやってきた中華そば。奇を衒うことのないオーソドックスな中華そば。これが本当に美味かった。

しめて¥1,700なり。これでこの満足度。貸切だったからなおさらだろうか。長野に来てもうすぐ4年、もっと早く来ておくんだったと嘆いても後の祭りであるが、せめて長野にいられる間に一回でも多く訪れたい。

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Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。