【小川町】大和で「焼きそば」(プッチンプリン付)
懐かしい故郷の食堂のしっとり美味しいソース焼きそば
1月中旬の木曜日、空気はキリリと冷たいがよく晴れて日差しが暖かい。
今日は仕事で長野市から西に40kmほどのところにある白馬村に来た。長野に来て初めて白馬に訪れた時、北アルプスの山並みの美しさに息を呑んだものだ。今日も真っ青な空をバックに真っ白な雪をかぶった山筋が日差しを受け、凹凸が陰影になって薄汚れた僕の心もすっかり洗われるような風景であった。
用事が終わって時計を見たらもう13時を過ぎていた。さて昼飯はどうしよう。思い浮かんだのが白馬から長野市への帰路の途中の小川村の「食堂大和」。
ここはランチタイムから夕方までの通し営業なのでちょっと時間を外した場合に助かるのだ。
店に着いたのがもう14時過ぎだったが、店内には仕事途中らしいお兄さん、赤ん坊を連れた若い夫婦が小上がりでくつろいでおり、店の中には午後の気怠い雰囲気が漂う。
いつも優しく接客してくれるお母さんに、壁にずらりと貼られたメニューから、「ソース焼きそば(¥720)」を注文。僕は外食でソース焼きそばを注文したことはほとんどないが、なぜか今日はソース焼きそばの気分だったのだ。
10分ほどで運ばれたソース焼きそば。見た目は麺も具もソースも何の変哲もない焼きそばである。しかしたかがソース焼きそばと侮ってはいけない。しっとりと仕上がっていて大変美味しかった。焼きそばって家で作るとどうしてもバサバサになってしまうのだ。
デザートはなぜかプッチンプリン。プッチンプリンなんて何年ぶりに食べただろうか。
若い家族連れと店のおばちゃんの会話を聞いていると、どうもこの小川町出身で里帰りの際にこの店に寄ったようだ。故郷にこんな食堂があったら嬉しいよなあ。
今日も美味しかったです。ご馳走様でした。