【山ノ内町】松美食堂で「ラーメン」
湯田中温泉街の中にある、温泉客以外にも人気の大衆食堂
快晴の晩秋のドライブ日和、やってきたのは山ノ内町の湯田中温泉街の中にある「松美食堂」。駐車場は100mほど離れた場所に5台分完備されている。この、駐車場から店まで温泉街を少し歩くのが楽しい。
狭い路地に面した店内に入る。1階の客席はテーブルが3つ、小上がりが１卓とコンパクトだが、2階には宴会場もあるらしい。近所の青年たちが何かの会合だろうか、ポツポツと店に入って来て店の奥さんと一言二言交わして階段を登っていく。
壁にはここの名物大盛りカツカレーの完食者が顔写真入りで掲示されている。その他にも有名人のサインだのポスターだのが壁一面に貼られ、実に賑やかな風景である。
ここは卵とじながらソース味で味付けられたカツ丼も評判らしい。ラーメン（¥700）を元気な女将さんに注文。僕が入店した時は先客は一人だったが、後に続々と客が来店し、あっという間に小さな店内は満席となった。
程なくして「お待たせしました〜」とラーメンが到着。これは好ましいビジュアルである。
程よい加減に茹で上げられた麺。スープは豚鶏のガラ、醤油の色強め、塩気若干強め。仕上げに熱いラードがかけられており熱々だ。これは以前来た近くの「なかよし食堂」とも共通する特徴である。これぞ山ノ内ラーメンとも呼びたくなる。雪深い冬はこのラーメンは最高だろう。具はロースチャーシュ、メンマ、ナルト、少々の茹でモヤシ。これは美味しい。
この店には是非冬に再び訪れてみたい。雪の中長野電鉄のゆけむり号で湯田中まで来て、温泉に入ってからこの店でモツ煮なんかをつまみにビールを飲んで、ラーメンを食べられたら最高だなと、中年男子のささやかな夢は膨らむのであった。ごちそうさまでした。
