龍昇園で「日替わり定食(豚肉炒めレタスのせ)」

最終更新日

自宅マンションから1km程度、信大工学部のすぐそばにあるこの中華料理屋。

もちろん、その存在は知っていたし、「日替わりランチ¥530」の看板も気になっていて、そのうち行こう行こうと思いつつ、3年以上経ってしまっていた。どうせ食べ歩くのであれば、色々な地を巡ってみたいと思って近所は後回しにしてしまったのである。そういえば昔「あまりに近すぎて大切なもの、若さに負け見落としてたね」という歌があったな。決してもう若くはないのだけれど。

今日こそはと意を決して行ってみた。

土曜日のお昼ちょうど頃、駐車場は入り口前の狭い道路を挟んだ向かい側である。扉を開けるとお姉さんが「いらっしゃいませ」と愛想よく案内してくれた。店内は30人も入れば満席のコンパクトさでカウンターはなく、二人がけのテーブルに座る。町中華というよりはもう少し上品な感じだ。

どのメニューもそこそこ本格的ながら実にお手軽価格なのが嬉しい。学生を意識しているのだろう。しかし今日は学生の姿はなく、皆大人の男性である。学生は夏休みかな。

日替わりというか曜日替わりの定食。土曜日の今日は豚肉炒めのレタスのせ、である。これを注文。

5分ほどで到着。

一見なんの変哲もない豚コマ肉の焼き肉である。しかし口に入れてみると、甘しょっぱい味付けの他に、ほのかにスパイスの香りがする。カレー粉と似ているが、カレー粉ではない。しかしこの香りが食欲をそそり、これをもって平凡な焼肉定食とは一味違う、中華料理屋の豚肉炒めとなる重要なポイントである。

豚肉の下には千切りキャベツ、さらに下にはレタスが強いてあり、このキャベツとレタスがタレにまみれてシナッとなりつつシャキシャキの食感も残っているのが実に美味い。

肉のボリュームも¥530でこれだけあれば十分満足である。ご飯大盛りにしておけば良かった。ホール係のお姉さんはこまめにホールを回って水を足してくれる。

帰り際、ちらっと厨房を覗いたら初老のご夫婦で、「ありがとうございました〜」と声をかけてくれた。近くにこんなに安くていい店があったとは。もっと早く行っておくんだった。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。