【長野市】北京で「餃子定食」と「ミニラーメン」
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迫力ある外観とは裏腹の繊細な盛り付けと味付け
昨日の春を思わせる陽気とは一転、今朝は冷たい雪が降った。それでもいつもと同じように川中島の古戦場公園までジョギングし、神社で戦争が一刻も早く終わることを祈って来た。昼飯何にしよう、なんて呑気に考えられるのも平和だからこそではないか。
今日やってきたのは篠ノ井。前を通りかかるたびにその迫力の外観が気になっていたこの店、「北京」である。周囲を雑草に覆われた未舗装の駐車場、伸びた植栽、薄汚れた看板がわりのオブジェ。なかなか迫力のある外観だ。
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きっとやっているのは無口で怖そうな親父と、無愛想な奥さんに違いない。店内は薄暗く、脂ぎったカウンターの隅に積み重ねられた週刊誌とスポーツ新聞。勝手にそんなイメージを抱きつつ、恐る恐る入店。
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あれ、外観とは裏腹に店内は明るく小綺麗だ。しかも出迎えてくれたのは感じの良い若いお姉さんである。拍子抜けである。カウンターに案内される。日曜日のお昼ちょうどの入店だが、客は僕の他に一組だけ。その一組も僕の入店後ほど無くして帰ってしまい、店内には僕だけになった。いつもは結構混んでいるように見受けられたが、これもやはりコロナの影響だろうか。
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可愛らしいメニュー表。セットメニューが充実しているのがセット付きの僕には嬉しい限り。
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土日もお得なランチをやっているのが親切だ。
迷った挙句、「餃子定食(¥650)」に「半ラーメン(¥250)」をつけることにした。お姉さんに注文を伝えたところ、「餃子は焼くのに少しお時間をいただきますが宜しいですか…」と聞かれる。別に急いでもいないし大丈夫と伝える。時間をかけて丁寧に焼いてくれる餃子、否応なしに期待が高まる。
時間がかかる、と聞いていたので覚悟していたが、10分もたたずにやってきた。
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おお、これは想像していた以上に充実したセットだぞ。餃子、ラーメン、ライスとタクアンくらいを想像していたのだが、別皿のチャーシューにデザートまでついている。ラーメンにカイワレ大根がトッピングされていたりと、盛り付けも丁寧だ。
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少しだけ細めのラーメンの麺は茹で加減よく歯応えよし。豚鶏のスープも味わい深く普通に美味しいラーメンだ。
千キャベの上に2枚載せられたバラチャーシュー。ホロホロと柔らいが、実は僕はチャーシューはほろほろと柔らかいよりも、ある程度の噛みごたえがある方が好きなのだ(勝手なことばかり言って申し訳ない)。
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そして、この定食の主役である餃子。これが美味かった。皮はもっちりとした弾力があって、中の具は生姜の風味の効いたジューシーな餡。これであれば時間がかかると言われても十分納得出来る(実際はさして時間はかからなかったが)。
デザートの杏仁豆腐まで頂いて、すっかり満足した。会計の時お姉さんに改めて、「お待たせしてすみませんでした」と恐縮した様子で言われたが、全然待っていないので大丈夫、また来ますと言って店を後にした。