鋒八で「気まぐれ定食(豚肉と新玉ねぎのしょうが焼き)」

会社の近く、平林交差点の近くにある焼き鳥屋。「まじめな焼き鳥屋です」とキャッチフレーズが店頭に掲げられており、ユニークな店だと思っていたのだが、ランチもやっているのである。しかもいつも車がたくさん停まっていて結構繁盛しているようだ。焼き鳥屋のランチ。期待出来そうではないか。というわけで初めてやって来た。

密を避けるため、ランチタイムが終わった13時に訪問。結構店内は広い。長いカウンターと、後ろには座敷がずらっと並んでいる。流石に店内は空いている。カウンターもひと席づつアクリル板で仕切られていて対策はしっかりしているようだ。

メニューの画像を取り損ねたのだが、一番先頭にあったのが「気まぐれ定食(¥920)」という日替わりランチである。他に同じくらいの価格で焼き鳥定食・唐揚げ定食・ミックスフライ定食などというのもあった。

今日の気まぐれ定食は「豚肉と新玉ねぎのしょうが焼き」とボードにある。よし、まずは気まぐれを頼んでみよう。

ちゃんと熱いおしぼりを出してくれる。結構スタッフが多い。調理担当が2名、ホール係も2名ほどいる。夜の営業の片手間にやっている、というのではなくちゃんと力を入れてやっているようだ。などと観察しているうちに5分程度でお姉さんが運んできた。

こりゃなかなか充実しているぞ。

生姜焼きは肩ロースのコマ肉で、しっかりした味付けだ。玉ねぎは程よく食感を残されており、甘味とほのかな辛味が肉の脂と相まってご飯のお供として最高である。

特に感心したのが脇役の小鉢2皿。

一つはマグロとタコのブツの納豆和え。ミョウガの風味が爽やかである。ご飯にのせてかきこむ。もう一つは長芋・オクラ・なめこ・メカブのネバネバ和え。

いずれも丁寧な仕事で実に美味い。ランチで¥920は僕にとっては決して安くはないが、この内容を見れば味もボリュームも十分納得だ。給料日にご褒美として来たい店だ。

もう仕事中に車で来ていることを忘れて、「お姉さんビール!」と言ってしまいたい衝動に駆られた。午後は休んで、代行でこのまま帰ってしまおうか、もうダメ人間になってしまおうかと一瞬考えた。

しかし、悲しいかなそんなことをする度胸もないのである。ビールの代わりにせめて水を飲んで、すごすごとお会計をするのであった。

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Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。