ぺこちゃん食堂で「ラーメンセットB」
今回、Google MAPで探し当てた食堂は、屋代駅近くのぺこちゃん食堂。
可愛らしい名前だが、ストリートビューで見てみると結構長いことやっている店と思われる。
うっかりすると通り過ぎてしまうような小さな店で、レビューも少ないが、写っていたラーメンの写真が実に美味そうで、車で30分強かけて屋代まで足を伸ばしてみた。
お昼ちょっと前に店に着いた。しかし駐車場が見当たらない。店の前の道路に車を停めて尋ねてみると、建物の横の空き地に停めて良いとのことである。しかしその空き地には「〇〇医院建設予定地」という看板が立っている。近くに他に駐車場にできるような空き地はなく、〇〇医院が出来た暁にはどうやってくれば良いのかと、まだ店に行ったこともないのに勝手に心配してしまう。
改めて引き戸を開けてみると、真ん中のテーブルにすでに水が置かれており、きりりと割烹着を着た女将さんがこちらへどうぞ、とにこやかに案内してくれた。自分の母親よりも年上と思われる女将さんであるが、シュッとした美人である。
ラーメンに半ライスともつ煮がついたラーメンセットBをオーダー。しかし最近モツばかり食ってるなオレ。
店内はこざっぱりした雰囲気で、女将の雰囲気も相まって定食屋というより小料理屋といった趣である。先客がひとり、カウンターで黙々とカツ丼を食べている。調理を請け負っているのはいるのは僕と同年代と思われる男性。恐らく女将の息子と思われる。
5分程度でラーメンセットBが到着。
このラーメンのビジュアルは好みのやつだ。
加水の少ない若干細めの黄色いストレート麺で、茹で加減もちょうど良い。噛み締めるとプチット切れる食感の麺だ。スープは鶏ガラベースのあっさり味。チャーシューが2枚(モモとバラかな、だとしたら相当芸が細かい)、メンマ、ナルト、ワカメが乗っている。
モツも柔らかく煮込まれ、上に大量に載せられたネギがピリリと良いアクセントになっている。
いやー美味しかった。ラーメンはこれといった特徴もない、ごくごく普通のラーメンだが、こういうのが僕は好きなのだ。
女将さんがとびきりの笑顔で見送ってくれた。もしも〇〇医院が出来て駐車場がなくなっても、電車とバスを乗り継いで来ますとも。