イタリアンレストランペスカで「塩味のペスカトーレ」

突然であるが、スパゲティは大の好物なのである。にもかかわらずこのブログにスパゲティが登場することはあまりない。なぜなら男一人で気軽に入れそうなイタリアンレストランってなかなかないのである。しかし、以前テレビで紹介されていたこの店は男ひとりでも行けそうだと行きたい店リストに加えておいた。今日は念願かなって1時間半かけてはるばる佐久までやって来た。

小海線の中込駅前にある歴史を感じさせる店構え。昨年地元テレビの取材を受けたのを見て、ぜひ一度訪れたいと思っていた。土曜日の13時位の訪問であるが、店内はほぼ満席である。

豊富なスパゲティのメニュー。これを見るだけで気持ちが昂る。しかもほとんどが¥1,000以内というのが嬉しいではないか。

以前テレビで紹介されていたのはスープたっぷりのペスカトーレだったと思う。その中から初回訪問の今日は、まず一番安い塩味スープのペスカトーレ(¥800)を注文することにした。

店内は歴史を感じさせる雰囲気だが、小綺麗に整えられている。BGMのジャズがいい感じである。なぜか店内の中央にあるガラスショーケースでハンドバッグが販売されている。食事のついでにハンドバッグを購入する客がいるのであろうか。

15分ほどで到着。大きめの黒いラーメン丼になみなみと注がれた白濁したスープ、一見海鮮塩ラーメンかと思うビジュアルである。

しかしフォークで引き上げてみれば、それはまごうことなきスパゲティである。思わず豪快に啜り込みたくなるが、隣のカウンターの席にお姉さんが座ったので遠慮してフォークでぐるぐる巻にして行儀よく食べる。

スープのベースはコンソメ味。具材はペスカトーレ定番のアサリ・エビ・イカ、そこにペスカトーレには普通は入っていないベーコンと玉ねぎ。これらの具材の旨味がスープにしっかり移っている。トッピングのシソがポイントだ。爽やかな香りが全体を引き締める。

スパゲティはアルデンテにゆであげられていおり、食べ終わるまでしっかりした歯応えが保たれていた。

見た目通りボリュームがある。ファミレスなんかで出てくる通常のスパゲティの1.5倍の量なのだという。これは男子には嬉しいではないか。

実に美味しかった。スパゲティを食べたのに、美味いガッツリ系ラーメンを食べた時の様な満足感を感じた。

気軽に行ける距離ではないが、半年に一度でもいいから来たい店である。

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Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。