【長野市】桂林で「味噌ラーメン」
昼間の権堂のオアシス的食堂で食べる野菜たっぷり熱々の味噌ラーメン
2022年12月24日、クリスマスイブの土曜日。
昨夜から雪が降り続き、朝起きると外は真っ白。ホワイトクリスマスだ。しかし、単身赴任の僕にとってはクリスマスがホワイトだろうがブラックだろうが特に影響はない。
だが、僕のテンションを上げるのがこの雪だ。僕はいい歳をして雪が積もっているのを見ると嬉しくなり、家でじっとしていられないのだ。嬉々として家を出て、愛車スバルに積もった雪を落とし、真っ白な街中を車を走らせる。
車を走られた先はスキー場などではない。向かった先は長野最大の繁華街、権堂である。雪に埋もれたコインパーキングに車を停め、権堂の中心部にある創業39年の町中華「桂林」へ歩く。
繁華街ゆえ、ここらへんで昼間からやっている飲食店は意外と少なく貴重な存在だ。
2年ぶりの訪問。外観はかなり年季が入っているが、入ってみるとカウンターだけの店内は綺麗。実に落ち着いた雰囲気の居心地の良い町中華だ。女性の先客が一人。
メニューはカウンター上の短冊。メニューは決して多くはなく、麺類とチャーハン、町中華定番の単品が少し。見た目は厳つく寡黙ながら優しげな親父さんに「味噌ラーメン(¥880)」を注文。
程なくして「お待ちどう様」とカウンターに置かれた熱々の味噌ラーメン。
モヤシ・白菜・ニラ・玉ねぎといった野菜、ブナシメジ・キクラゲがたっぷり載せらせている。ピーマンの緑と赤が効いている。野菜と挽肉の旨味がまろやかでコクのある味噌スープに溶け出している。
中太のオーソドックスな麺の茹で加減も、野菜の炒め加減も歯応え良好、これは実に美味かった。
味もボリュームも大満足。冷えた体も温まった。帰り際メニューの写真撮ってもいいかと尋ねたら、近々値上げ予定だけどね、とのこと。このご時世、値上げなしでやっていくのは厳しいだろう。値上げは喜んで受け入れますので、どうかこれからも昼間の権堂のオアシスとして、お元気でお店続けて下さい。ごちそうさまでした。