【須坂市】更科で「カツ丼大盛り」【2023年閉店】

眺めの良いオールドニュータウンの住民に人気のそば食堂

菅平高原から須坂の市街地へ向けてなだらかに拡がる扇状地の途中に、碁盤の目状に整備された住宅街がある。須坂や豊野を一望出来る絶好のロケーションで、その名も「望岳台」という。おそらく、今から50年ほど前に団塊の世代が一斉に自宅を所有する年代になった時に全国各地で盛んに分譲された「ニュータウン」の一つであろう。

当時のニュータウンにはその中で生活がある程度は完結出来るよう、中に商店、美容院、そして食堂を設置された場合が多かったようである。年月が過ぎ、住民もそれらの店の主人も高齢化し、廃業する店も多い中、住民に支持され今でも頑張っている店もある。

前置きが長くなった。今日訪れたのは望岳台の中にある「更科」である。それにしても設計が古いニュータウンだからか、道幅が狭い。メイン道路から一本横道に入ると、車同士のすれ違いも困難である。

近隣の住宅と調和して、うっかりすると通り過ぎてしまうような控えめな店構え。日曜日の昼過ぎに入店すると幼い子供を連れた家族連れの先客がくつろぎながら食事をしている。近所の常連客のようである。僕の直後にも壮年の夫婦が入ってきた。なかなかの繁盛ぶりと見た。

小さい店であるが、普通では届かないような高い場所にある窓ガラスまでピカピカに磨き上げられており、実に清々しい。壁に貼られたメニュー表のフォントが実に良い感じだ。価格部分は何度か書き直されたと思われるが、オリジナルの雰囲気を損なっていない。

そば・うどんがメインメニューであるが、前回の初訪問時に食べたのはラーメン。これがなかなか美味かった。今日の注文もまたしてもそばではなく「カツ丼(¥800)」、大盛りにしてもらった。何せジョギングを終えて腹ペコなのだ。それにしてもここの奥さん、ハキハキと元気で明るい。

ご主人が厨房で手際よく調理している様子が見える。しばらくして運ばれてきたカツ丼。

薄めのロース肉ではあるが、甘さ控えめ、醤油の風味強めの、いかにもそば屋のカツ丼といった味付けである。卵にもしっかり火が入っているところが昔ながらのカツ丼といえる。これは美味い。

味噌汁の具は最初味噌の濁りに隠れて見えなかったが、箸でつまみ上げてみると根曲竹とサバ缶。長野の夏の到来を感じさせる。これは嬉しい。

大盛りのカツ丼を胃袋に収め、お腹いっぱい大満足である。お会計の時に初めて知ったのだが、大盛りでもプラス50円であった。こういう小さないくつもの「うれしい」が長年の人気の秘密なんだろうなあ。望岳台のオアシスとして、これからも長いこと頑張って欲しい。

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Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。