【長野市】ちんみで「ざる天中盛り」(訪問日23/8/26)

※長野を離れてしまってしばらく更新出来ていなかったが、まだ未アップの訪問ネタは残っている。飽きっぽい性格だからまた再び滞るかもしれないけど、放置も勿体無いのでぼちぼちアップしていこうと思う。

自宅近くにあって気になってはいたものの、なかなか訪問出来ていなかった「蕎麦処 ちんみ」に初めて訪問。まず観光客は訪れることのない場所で、まさに地元民のための店と言える。何が気になっていたかって、そりゃなんとも言えない味わい深い佇まいの店構えだ。昭和時代の建物だが、2階には木製の格子があしらわれており、その色褪せ具合が店の歴史を物語る。他にこれといった装飾はないが、建物の横の自立看板の自体、入り口横に置かれた行灯型の看板、これもまたいい味を出している。一方暖簾だけはパリッと真新しくて清々しい。店の横に2台は停められる駐車場があるのだが、縁石の切れ目の幅が軽自動車用ほどの幅しかなく、僕の幅1.8m以上ある愛車では簡単には入ることが出来ない。手前の道路で後ろから来る車が途切れるのを待って、大回りしながら真っ直ぐ切れ目に突入する。斜めに入ると間違いなく縁石の切れ目の淵にホイールをぶつけるだろう。

土曜日のお昼ちょっと前で二人の先客。5人座れるカウンターと、4人掛けのテーブル6卓で構成されるコンパクトな店内。懐かしさを感じる年季の入った店内だが、掃除が行き届いておりなんとも居心地が良い。優しいお母さんが接客してくれる。

メニューはシンプルだ。普通盛り(五ぼっち)と中盛り(六ぼっち)と大盛り(七ぼっち)の価格差がたった50円は良心的だ。ざる天(野菜天・¥1,050)を中盛りで注文。

しばらくして運ばれたざる天は、6つのボッチそばとサツマイモ、ナス、オクラ、ブナシメジ、シソの葉からなる野菜天ぷら。薬味とキュウリの漬物が2切れ。

ここのそばは紛れもない戸隠そばだが、近くの同じく人気の戸隠そば店「山喜屋」のちょっと太めで角が立った男性的なそばと比べると、ちょっと繊細で女性的な印象。繊細とはいえしっかりした歯応え、瑞々しくざらりとした舌触り、そばの風味が感じられてとても美味しかった。天ぷらのボリュームが結構あり中盛りでも結構お腹いっぱいになった。だけど次回はぜひ大盛りを注文したい。

入り口激狭の駐車場から、道路の車通りが途切れるまでしばらく待って、慎重にバックで車を道路に出す。駐車場内での転回はほぼ不可能だ。大きい車で訪れる際は十分お気を付け頂きたい。


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Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。