【松本市】キッチンきこりで「日替わりランチ」
心地よい空間、優しい夫婦、つい長居したくなる店
今日の昼ご飯にやって来たのは、松本市。松本駅からひとつ北の「北松本駅」駅前にある「キッチンきこり」だ。
店名が大きく書かれた鮮やかなオレンジ色のテントがなんとも言えず可愛らしい。
12時半くらいの入店で先客はなし。お店の初老のご夫婦に暖かく迎え入れてもらい窓際のテーブル席に着席。タイルの床にウッディな店内。太い梁と窓際のテーブルの部分の天井の低さが程よい囲まれ感を感じさせる。暗めのトーンの店内に、窓から陽射しが燦々と差し込む。そこに紅白の鮮やかなチェックのテーブルクロス。さりげないようで計算し尽くされた様な実に居心地の良い空間だ。許可を頂き店内の写真を撮らせてもらう。
洋食屋のような佇まいながら、メニューはラーメンから始まり定食、丼、そしてカレーと大衆食堂的。食事の後にコーヒーまたはお茶を無料サービスというのが嬉しい。
奥さんに日替わりランチ(今日は白身魚フライとチーズ入りコロッケ・¥700)を注文。
既製品ではあるが丁寧に揚げてくれたフライに卓上のウスターソースをたっぷりかければ、気前よく盛られた美味しいご飯のお供にぴったり。小鉢の手作りの素朴なポテサラが嬉しい。
食べている途中で、男性の一人客が来た。どうやら常連の様で、僕と同年代と思われる。この男性がチェックのシャツを着て、メガネで、物静かな雰囲気で「となりのトトロ」のお父さんそっくりだった。この店の常連客としてまさに相応しい。
食後のサービスのコーヒーはちゃんとしたドリップコーヒー。
特別上等ではないが、お腹も気持ちも満たしてくれる店。こんな店が近所にあったら嬉しいではないか。ついつい長居したくなってしまう。
ごちそうさまでした。必ずまた来ます。