【長野市】お食事処 おおうちで五目そば

話好きなお母さんが一人で切り盛りする実家みたいな食堂

今日の昼飯は長野市三輪、長野電鉄本郷駅からちょっと北上した、住宅や商店が立ち並ぶ通り沿いでひっそりと営業している「おおうち」。

この店、最近の情報はネット上にもなく、果たしてやっているのかいないのか良くわからぬ状態で訪問したところ、ちゃんと入り口に暖簾が掲げられていた。

駐車場は店の向かいの月極駐車場の12番のスペース一台分。

店の引き戸を開けると、テーブル2席、小上がり2席の小さな店である。出迎えてくれたのは年配のお母さん。一人でやっている様だ。他に客の姿はない。

客が使うスペースは綺麗に整頓されているが、プライベートスペースには物が雑然と積まれているのは年配経営者の食堂によく見られる傾向である。

「メニューこれしかないんだけど…」とおばちゃんが申し訳なさそうに声をかけてくる。確かに壁に貼られたメニューは至ってシンプル。いやこれで十分です。

メニューの中から「チャーシューメン(¥770)」を注文した。

お母さん、一旦チャーシューメンの注文を受けてくれたものの、作り始めてから「ごめん、チャーシュー足りないわ」ということで急遽五目そば(¥720)」に変更。

一人で客席でボーッとテレビを見ていると、まるで親戚のおばちゃんの家に遊びに来たような錯覚に陥る。

しばらく待って、お母さんが運んできた五目そば。大量の具で麺が見えない。

写真を撮ってもいいかと尋ねたら「そんならもっと綺麗に盛り付けるんだった」とお茶目に笑う。

大量の具の下から麺を引き上げる。スープは若干ぬるめで、醤油の色濃く塩気強め。一方モモ肉のチャーシューはかなり厚切りのが3枚も入っており、十分チャーシューメンとして提供出来る量が入っている。ラーメン自体はごくごく普通だが、このチャーシューのクオリティが突出している。ほうれん草の下にはモヤシ、キャベツ、にんじん、ピーマンまで入っていてかなりのボリューム。

お母さん、調理が終わると客席に出てきて話し相手になってくれた。だがラーメンを食べ終えてもなかなかお母さんの話が終わらない。

おかげで楽しいランチタイムとなった。ありがとう、ご馳走様でした。

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Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。