【松本市】味栄でジンギス定食(訪問日23/9/2)

久々に松本まで遠征してきた。ちなみに長野市から松本市くらいの距離だったら僕は高速道路など使わない。何せ犀川に沿って長野〜松本を結ぶ国道19号は実に景色がよく、カーブの具合もちょうど良く、ドライブには最適なのだ。

自宅から1時間半かけてやってきたのは信州大学のちょっと西にある「食事処・味栄(みさか)」。

駐車場は店の後ろに5台分。12時ちょっと前の入店で一番乗り。店内は2卓のテーブル、2卓の小上がり、3席のカウンター。

一人なのでカウンターに座ろうとしたが、奥さんに4人がけのテーブルにどうぞと案内された。

年季の入った店内だが、赤いチェックのテーブルクロス、小上がりの赤い座布団、カウンターの真っ赤なスツールが地味な配色の店内に彩りを添えている。きっと奥さんは赤が好きなのだろう。

壁一面にズラーっと貼られたメニュー短冊が圧巻だ。価格を改定した形跡はあるけど、それでもほぼ全てのメニューが千円未満というのがすごい。目の前に信州大の学生寮があるためか、学生に安くお腹いっぱい食べて欲しいという店主の優しさが現れている。僕のようなおっさんがその優しさに甘んじて良いのだろうかという気もするが、長野からわざわざ来たことに免じて許してもらおう。

たくさんのメニューの中で僕の目を惹いたのが「ジンギス定食(¥800)」。「ジンギスカン」ではなくて「ジンギス」というのがいいじゃないか。

北海道育ちの僕はジンギスカン大好きなのだが、長野のジンギスカンは北海道に負けないほど美味い。僕が言うのだから間違いない。

奥さんにジンギス定食を注文してまもなく、続々と客が入ってきて店内はカウンター以外満席になった。これ以上客がやってきたらどうしよう、僕ひとりでテーブル席を独占して他の客を待たせたのでは申し訳ない、やはりカウンターに座れば良かったと小心者の僕は気が気でない。

それほど待たされることなく運ばれてきたジンギス定食。

一口大の羊肉が8切れ、下には炒められたキャベツ。羊本来の適度な噛みごたえのある肉と、ショウガの効いた濃いめの甘辛タレとの相性は最高で、大盛りご飯がみるみる減っていく。結構なボリュームがありお腹いっぱいになった。専門店ではなく、こういう普通の食堂で美味しいジンギスカン定食が食べられるところって、全国的に見ても貴重ではないだろうか。

幸いにして(?)その後客も来ず、安心して食べ終えることが出来た。

奥さんの優しい「ありがとうございました」の声に送られて店を出た。ご馳走様でした。

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Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。