【松本市】太田や食堂で「日替わりランチ」

太田や食堂の外観の画像

松本市民に愛されてきた日替定食があまりにも魅力的な大衆食堂

僕の好きな「安くて美味くて」「ちょっと古い」店も長野県北信地区はだいぶ訪れることが出来た。しかし長野県は広い。中信地区や南信地区はほぼ未開拓である。今年は少しづつ、そちらの地域にも行動範囲を広げてみようと考えている。

そこで今日、国道19号でトコトコとやって来たのは松本市。お目当てはこの店、

「太田や食堂」である。素晴らしい佇まいではないか。土曜日の13時頃の到着だが、店舗隣の敷地の8台は停められる駐車場は満車。結構な繁盛店と見受けた。しばし待って空いた駐車スペースに車を停め、店内へ突入。

奥に細長い客席の中央を貫く、向かい合わせの長いカウンター。片側に8人づつ、16人座れる。中央部は壁になっており、コロナ対策としても誠に具合がいい。右手には3卓ほどの小上がりもあるが、この店のシンボルはこのカウンターだ。若者から中年まで、多くの一人客がカウンターで黙々を飯を食べている。

メニューはかなり多めで、価格もどれも魅力的なのだが、ふと店内を見渡した僕の目を釘付けにしたのが、「日替定食(¥500)」のボードである。

しかもその内容がもつ煮とメンチカツときたら、これを頼まないわけにはいくまい。元気のいい奥さんに日替定食を注文。

5分強で運ばれてきた日替定食。メンチカツのインパクトが大きい。

モツ煮がちょっと変わっている。コッテリと煮汁がなくなるまで味噌味で煮上げられ、ざく切りキャベツの上に乗せられている。こんなモツ煮は初めて見た。

しかしこれをキャベツと一緒に口に運ぶと、実に美味いのだ。ご飯のおかずにはもちろんだが、日本酒とか焼酎にも最高に合うだろう。

そしてメインと言えるメンチカツ。ちゃんと手作りで、ジャガイモが入っている。何というか、肉入りコロッケの肉とじゃがいもの割合を逆転させた感じのメンチカツで、これがまた美味いのだ。

周りを見渡すと、日替定食を注文した人が大半のようだ。そりゃそうだ。¥500でこのボリューム、このクオリティ。誰だってこれを頼みたくなるよね。

食品の値上げラッシュのこの春、多少値上げしても誰も文句は言うまい。無理せずこの魅力的な日替定食を長いこと提供してほしいと願いつつ、松本を後にした。


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Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。