【飯山市】いなり食堂で中華そば

イナリ食堂の入口の画像

デカ盛りで多くの人々の空腹を長年満たしてきた人気の食堂

コロナの第6波で、僕の週末の行きつけ、サンマリーンのプールも図書館も再び営業休止となってしまった。残された僕の週末の楽しみはジョギングとこの「安くて美味い(古ければ尚よし)店」巡りである。

ジョギングの後やってきたのは飯山。飯山でデカ盛りで人気の食堂があるのはかねてから知っていたが、ようやく訪問する機会に恵まれた次第。

その店こそここ、「イナリ食堂」である。混雑を避けるため、13時過ぎに訪問したが、ご覧の通り駐車場は満車。少々待って一台の車が出たところに駐車出来、店内に突入。手前が土間でテーブルが4卓、こちらはいずれも満席。奥の座敷には空いている席もあったが、そちらに行っていいものか、あいにく店員のお兄さんはちょっと奥まったところで会計の対応をしており、少々戸惑う。結局お兄さんの指示で一人客の僕は外でしばらく待つ。

10分ほど待って土間のテーブル席が空きようやく座ることが出来た。僕の後にも続々と若者連れ、家族連れが途切れることなく来店する。

ここの名物はその馬鹿馬鹿しいほどのボリュームのカツ丼なのだが、数量限定で開店早々に売り切れてしまうらしい。そもそも僕は大食いではないし、昼飯で腹一杯になって夕飯が食べられなくなる状況になることを善しとしない。なぜなら夕食の空きっ腹にビールを流し込むというのは僕の1日のうちで最大の楽しみだからである。

そこで初訪問となる今回はとりあえず難易度の低そうな「中華そば(¥750)」で様子を見ることとする。

お兄さんに注文してから、そこからが長かった。注文してから40分、ようやく到着。

長い時間待ったことも報われる、この迫力のビジュアル。

表面を覆い尽くすほどの面積のチャーシュー。これは決してチャーシュー麺ではない。普通のラーメンでこのボリュームである。

チャーシューを避け、自家製の麺を引き上げてみる。普通盛りだが一般的なラーメン屋の大盛りに相当する量だ。ストレートで若干太め、加水多めで透明感のあるが、硬めに茹でられておりしっかりとした噛み応えを感じる麺である。スープは豚骨白湯ベースの醤油味。まろやかなとろみがあり、豚骨の強い香り。そこに煮干しの素朴ながらこれまた力強い風味。豚骨のクセと煮干しのクセがぶつかり合うような、力強いスープ。ガツンと美味い。

圧巻はこのロースチャーシュー。面積だけではなく厚みも十分あり、噛み締めるとしっとり柔らかく、脂の甘味と肉の旨味が口中に広がる。これも素晴らしい。

ごま油で炒められたメンマがいいアクセントになっている。これも量が多い。

実に食べ応えのあるラーメンであった。最近はあっさりスッキリしたスープ、若干柔らかめの麺というラーメンを食べることが多かったのだが、久々にこんなパンチのあるラーメンを食べた。たまにはこういうのも良い。

すっかり満足して飯山を後にした。

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Tanoyatsu

単身赴任で長野に来て4年目の40代半ば男子。休日の趣味は水泳、ジョギング。ハラペコを満たしてくれる安くて美味くて大盛りの店を探すのが楽しみ。