かねきで「ミニカレーオムライス・ミニカツトッピング」
2月最終の日曜日。ポカポカと暖かい陽気だ。ジョギングを終え、例によって腹ペコでよろめきながら自宅を出た。こんな春めいた日曜日の昼飯にふさわしいのは何かと考えて、閃いたのが、
そう、かねきのオムライス。あの鮮やかな黄色の、豊満なオムライスが久々に食べたくなったのである。
お昼ちょっと前に到着したのだが、入り口には幼い3人づれの子供を連れた一家が待っていた。一番上のお姉ちゃん(小学校低学年くらい)は大人しく待っているが、幼い男の子と女の子はお母さんの膝にどちらが座るかで揉めている。これくらいの子供がいると外食も一大イベントだな。
僕の後にも次々と客がやってくる。名前を書いて店員さんに順に案内されるシステムではなく、「次のお客様」と呼ばれたら自分で申告するシステムなので、ボーッとしていると他の客に先を越されてしまう。緊張感を必要とされるシステムである。
膝の上の順番で揉めていた家族の次に無事に案内された。しかしカウンターがなく4人掛けのテーブルに案内され、少々肩身が狭い。
前回一番ベーシックなオムライスを食べ、その気前の良いサイズに驚いた。
今日はカレーオムライスにしてみよう。お、トッピングメニューもあるぞ。カロリーのことを考えてオムライス本体はミニサイズにしよう。というわけでミニカレーオムライス(税込¥600)にミニカツトッピング(¥200)をオーダー。
しばし待つ。周りを見回すと、子供連れの家族、おばあちゃんを連れた家族、若者同士、そして一人でポツンと座るおじさん(僕のことだが)と幅広い客層だ。
10分強で到着。ミニカツはトッピングというものの、ちゃんと別皿に、レタスとレモンとカラシまで添えられて出てきた。
ミニオムライスとはいうもののそこらのレストランのオムライスより確実に大振りである。
割ってみると中のライスは普通のオムライスのケチャップライスとは違い、カレーピラフになっている。これは芸が細かい。ま、僕はチキンライスが好きだからチキンライスでも良かったのだが。
スパイシーなカレーをまとったこれまたスパイシーで香ばしいカレーピラフ。これらを絶妙に取り持つのがトロッとまろやかな卵である。思わず目尻が下がる満ち足りた気持ちになる美味さである。
柔らかいテクスチャのオムライスにアクセントを与えてくれるのがミニサイズ(約50g)のロースカツ。たかが¥200のトッピングメニューと侮ってはいけない。ちゃんと手作りのロースカツだ。
ミニとはいえ十分な量のオムライスと、ミニカツを食べ終えちょうど良く満腹になった。しかし最近の美味い店巡りでは腹十二分にならないと満足できないという、メタボ予備軍の食習慣が身に付いてきてしまっており、「その気になればもう少し食べられたよな。次回は普通サイズにトッピングを付けようかな」などと考えてしまう。
先日の健康診断でも昨年より2KG太ってたし。ちょっと自制が必要だな。